写真展のお知らせ


宮地隆廣会員より、下記の写真展の案内がありましたので、ご紹介します。

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柴田大輔写真展
「一杯の珈琲から始まる一日 〜コロンビアのある夫婦の物語」

期間:2017年11月7日〜12月9日(土)13時から20時
場所:珈琲焙煎舎2F(東京都府中市美好町2-17-10 最寄駅:京王線・JR南武線 分倍河原駅から徒歩10分)

この度6周年を迎える府中の名店「珈琲焙煎舎」さんの二階で、写真展をさせて頂くことになりました。

お茶の間的スペースですので、是非、一階で店主がいれる美味しいコーヒーを召し上がりつつ、くつろいでいただけたら嬉しく思います。

展示内容は、コーヒーの国コロンビアで、2007年から訪ねているフベナルさん・ラウラさん夫妻の写真です。二人は以前、山の奥深い場所にある集落で生活していましたが、2001年以降に訪れた内戦の恐怖から逃れるため町に出てきました。彼らの集落からは、その後、2000年代中期より住民の9割近くが避難民化することとなります。

僕が夫妻と出会ったのは、難民として隣国エクアドル暮らしていた彼らの息子さんの家ででした。家族が離れ離れとなりながらも、僅かなお金が入ると、旅費に当てて家族を訪ねあっていました。

現在、二人とも90歳を迎え、体が弱ってしまい、長い山道を歩くことができなくなりました。故郷は戦争が収束を迎えたものの、おそらく再び戻ることはできないと思います。

毎年訪ねるごとに、家族が支えあいながら暮らす日々を写真に撮らせてもらいました。

気がつけば、だいぶ長い期間がたちました。
コロンビアに暮らす二人に流れる時間を感じていただけたらと思います。