『ラテンアメリカ時報』2020/21冬号発行のお知らせ
桜井敏浩会員から、以下の案内がございましたのでお知らせいたします。
****************************************************************
『ラテンアメリカ時報』冬号は外務省中南米局長の2021年外交寄稿と
COVID-19の現場の声のインタビュー
1月25日に発行される『ラテンアメリカ時報』2020/21年冬号は、
新年早々に茂木外務大臣のメキシコ、ウルグアイ、アルゼ
ンチン、パラグアイ、ブラジルの 5か国訪問が実現しましたが、
これにも随行されわが国対ラテンアメリカ外交の第一線に立つ
林外務省中南米局長の2021年の対ラテンアメリカ外交についての
特別レポートから始まります。
さらに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、2019年末頃中国
の武漢(Wuhan)から拡大が始まって 1年が経過しました。依然ラテン
アメリカではブラジルをはじめコロンビア、アルゼンチン、メキシ
コの 4か国が世界の感染者数上位15位に入るほど猛威を振るってお
り、その他の国々でも悪影響は深刻になっています。
『ラテンアメリカ時報』は2020年夏号の「緊急レポート」、秋号の
特集「新型コロナウイルスが炙り出したラテンアメリカのジレンマ」
を組みましたが、今号も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の
影響でラテンアメリカ・カリブ地域では依然危機的状況が続いてい
る中にあって、経済・社会情勢の悪化に対峙している国連機関、米国
ワシントンのラテンアメリカ・シンクタンクの識者の見方、感染者
数の増大が止まらない国に在勤する日本公館や政府機関、ビジネス
の遂行に苦しむ現地日本商工会議所、進出日本企業などの方がたの
“現場の声”を、ラテンアメリカ協会がインタビューしお伝えしま
す。
ラテンアメリカ時報
2020/21年冬号 (No.1433)
特別レポート 2021年ラテンアメリカ情勢とわが国の外交
-林 禎二(外務省中南米局長)
インタビュー特集 新型コロナウイルスとの対峙 -ラテンアメリカ
の現場の声を聴く
新型コロナ危機がラテンアメリカ・カリブ地域に与えるインパク
トと今後の展望 -ECLACの高官3人に聴く
-インタビュアー 桑山 幹夫
ラテンアメリカにおけるCOVID-19の影響に関するワシントンの見解
-シフター インターアメリカン・ダイアログ代表に聴く-
-インタビュアー ホワイト 和子
コロナ禍のアルゼンチンと外交の最前線 -中前駐アルゼンチン
大使に聴く-
-インタビュアー 佐藤 悟
最悪期よりは明るい面も。日系団体には活動休止のリスク -ブラ
ジル『ニッケイ新聞』深沢正雪編集長に聴く-
-インタビュアー 堀坂浩太郎
進出日系企業の現場の声を聴く -インタビュアー 工藤 章
メキシコ日本商工会議所に、最前線からの生の声を聴く
-インタビュアー 佐々木 修
新型コロナ感染が急拡大した3か国駐在JETRO所長に聴く
-インタビュアー 桜井 悌司
新型コロナ危機の影響 -国際協力銀行の現場に聴く -ブエノス
アイレス、リオデジャネイロ、メキシコシティー駐在員事務所
-インタビュアー 岩見 元子
ラテンアメリカ時事解説
米 バイデン次期政権の対ラテンアメリカ政策の方向に関する識者の見解
-ホワイト 和子(ラテンアメリカ協会ラテンアメリカ・カリブ研究所
シニア・フェロー)
2020年米国大統領選挙とメキシコAMLOの対米外交
-林 和宏(京都外国語大学ラテンアメリカ研究所客員研究員)
2020年ブラジル一斉地方選と自治体の課題
-山崎 圭一(横浜国立大学国際社会科学研究院教授)
2020年10月18日ボリビア大統領・国会議員選挙の結果
-小野瑠奈アンヘラ(在ボリビア日本国大使館三等書記官、政務班長
) 新憲法への道を拓いたチリ国民投票と今後の展望 -新憲法の意義に
ついての一考察―
-渡辺 雄太(在チリ日本国大使館専門調査員)
新型コロナ禍でのジャマイカ総選挙と政治・社会情勢
-土生川 正篤(在ジャマイカ日本国大使館参事官)
ベリーズ ベリーズ 最近の出来事から見る国の姿
-窪田 博之(在ベリーズ日本国大使)
医療人類学からみた COVID-19 対策の現在 -メキシコ、中米、パナマ
を中心に
-井上 大介(創価大学文学部教授)・額田 有美(日本学術振興会
特別研究員PD)・池田光穂(大阪大学COデザインセンター教授)
33か国リレー通信 <第53回 チリ>
チリでの大腸かん早期診断プロジェクト -東京医科歯科大学ラテン
アメリカ共同研究拠点での活動
-小田柿 智之(東京医科歯科大学消化器内科助教)
ラテンアメリカ随想
古代文明研究と現代社会 -人間とモノの関係を巡る思索
-関 雄二(国立民族学博物館副館長・教授)
ラテンアメリカ都市物語 <第19回 マナグア(ニカラグア)>
マナグア市の文化と歴史
-鈴木 康久(在ニカラグア日本国大使)
ラテンアメリカ参考図書案内 桜井 敏浩
・カリブに生きる -文献から辿る小地域の人びとの豊かな遺産』
三石 庸子(東洋大学出版会・丸善出版)
・炎の人 ペルー日系人 加藤マヌエル神父
大塚 文平(日相出版・揺籃社)
・エクソダス -アメリカ国境の狂気と祈り
村山 祐介(新潮社)
・アメリカ外交と革命 -米国の自由主義とボリビアの革命的
ナショナリズムの挑戦、1943年~1964年』
上村 直樹(有信堂)
・海外日系人大会60回の歩み -昭和から平成そして令和へ
海外日系人大会60回記念誌編集委員会 (公財)海外日系人協会
・同定の政治、転覆する声 -アルゼンチンの「失踪者」と日系人』
石田 智恵(春風社)
・古代マヤ文明 -栄華と滅亡の3000年
鈴木 真太郎(中公新書 中央公論新社)
・吐き気
オラシオ・カステジャーノス・モヤ(水声社)
・外交回想録 竹下外交・ペルー日本大使公邸占拠事件・朝鮮半島問題
寺田 輝介(吉田書店)
・WONDER ARCHITECTURE 世界のビックリ建築を追え。
白井 良邦(扶桑社)
・年表 移住150年史 -邦人・日系人・メディアの足跡
岡野 護、海外日系新聞放送協会 (風響社)
『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、
以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly
ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい
。 1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp
これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容ととも
に多くの有用なデータベースが、会員専用ページに収録されていま
す。
会員になられれば、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催すオ
ンライン方式を含む講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等
への優先・割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベース
である会員専用ページの閲覧も出来ます。
年会費(4~3月)は、個人-国内 10,000円、法人-同70,000円以上、
賛助会員(駐日公館等 10,000円。学生会員 5,000円)や Webサイト
閲覧のみの「在外会員」(5,000円)制度もあります。
http://latin-america.jp/join