アルゼンチン映画『トレンケ・ラウケン』&ラウラ・シタレラ作品公開のお知らせ
皆さま
ラテンアメリカ映画研究者の新谷和輝と申します。私が配給を行なっている、アルゼンチン映画『トレンケ・ラウケン』(ラウラ・シタレラ監督)が4月26日から、ユーロスペースと下高井戸シネマを皮切りに全国公開します。
今作は昨年末に東京・下高井戸シネマでの自主上映が全回満席となり、このたびユーロスペースとの共同配給が実現しました。
フランスのカイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第1位を獲得した『トレンケ・ラウケン』は、インディペンデントな映画制作を20年以上続けてきたアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」の集大成的作品です。
4時間超のボルヘス&ボラーニョ的迷宮ミステリーであり、誰もが楽しめる娯楽作でもあります。
同時に、ラウラ・シタレラ監督の全長編作品も特集上映します。
文学、詩、フェミニズム、クィアなどの領域と交差し、いま最も世界から注目されるラテンアメリカの映画作家の作品を一挙に見られる機会なので、ぜひこの機会にお願いします。
5月4日(日・祝)20:30、下高井戸シネマでの『詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く』上映後には、久野量一さん(ラテンアメリカ文学研究者)と棚瀬あずささん(イスパノアメリカ近現代詩研究者)とのトークもございます。
大阪や名古屋、福岡でも順次上映予定です。詳細は以下のHPからご覧ください。
http://trenquelauquen.eurospace.co.jp/
よろしくお願いします。
新谷和輝