軍政下チリの抵抗歌レクチャーコンサートのお知らせ

【レクチャーコンサート】
生きるために歌う、生きることを歌う
ラテンアメリカの新しい歌とピノチェト軍政下のチリにおける抵抗の歌

「新しい歌(ヌエバ・カンシオン)」運動とは、生きることの中にある政治性を、ローカルな伝統に根ざした歌という形で共有していくことで、社会を変えていこう、問い直していこうという運動として、キューバ革命(1959年)の影響も受けつつ、1960年代後半以降チリやアルゼンチンからラテンアメリカ各地へと広がっていった実践です。しかし、東西冷戦のコンテクストの中、ブラジル(1964年)を皮切りに、アルゼンチン、ウルグアイ、チリとさまざまな国で米国の影響を受けた軍部がクーデターを決行し、軍事政権を誕生させると、こうした社会変革の動きは激しく弾圧されることになりました。同時に、人びとはその弾圧下でもさまざまな形で歌やその他の手段による抵抗と連帯をつづけていました。1973年のチリでのピノチェト政権によるクーデターの後、チリの外ではほとんど知られてこなかった弾圧下での「新しい歌」の継続的な活動について、チリのサンティアゴの貧困層地区で当時を体験した千葉泉さんに当時の話や歌を語り、また歌っていただきます。

日時:2025/11/15(土) 14時開演
場所:立教大学 新座キャンパス 3号館1階 N311教室

話し手:千葉泉(大阪大学名誉教授)
聞き手:水口良樹(大学非常勤講師ほか)
演奏:千葉泉、きしもとタロー(辺境音楽演奏家)、熊澤洋子(ヴァイオリン演奏家)
司会進行:大山戴吉(立教大学教授)、三宅隆司(立教大学教育研究コーディネーター)

<プログラム>
第一部:ラテンアメリカの「新しい歌」運動
第2部:軍政下チリで歌い継がれた「新しい歌」たち

参加費無料(要申し込み)
申し込みURL:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5pNu07HiMRJ0W9RVRjBR2fPgrKqEdET0OwbMXrMbcPu6WeQ/viewform

※後日申込者向け映像の配信も予定しております。
申し込み時に映像での視聴希望とお書き添えください。

お問い合わせ:
立教大学心理芸術人文学研究所 riarpah@rikkyo.ac.jp

立教大学イベントページ:
https://www.rikkyo.ac.jp/events/2025/11/mknpps000003buyb.html

主催:立教大学現代心理学部心理芸術人文学研究所