ラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』2025年秋号発行のお知らせ

(一社)ラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』秋号が
10月25日に発行されます。時宜を得た論考、解説、そしてラテン
アメリカ関連図書情報10点(うち特集に合わせ日系人関連書3点)を
載せているので是非ご一覧ください。

特集では中南米の日系人・日系社会を中心に、世代交代や現地社会との
融合により変化する日系社会の動向、若手日系人の活躍や日系人国際
ネットワークなどに焦点を当てつつ、今後の日系人・日系社会と日本
との関係のあり方を探ります。

特集 変容するラテンアメリカの日系人・日系社会
 海外日系人大会から見えるラテンアメリカの日系社会の変容
  -土方 陽美(海外日系人協会 事務局長)
 新たな局面、新たな役割を持つブラジルの「日系社会」
  -細川 多美子(サンパウロ人文科学研究所 理事)
 市民社会ネットワーク形成者としてのパンアメリカン日系協会
 -参加国の動向と日本の対応
  -浅香 幸枝(南山大学元准教授・同ラテンアメリカ研究センター
         非常勤研究員)
 日系人のネットワーク強化と日本との連携
  -アルベルト松本(イデア・ネットワーク 代表)
 在日ブラジル人の現在地と将来像 -数字に着目して
  -アンジェロ・イシ(武蔵大学 教授)
 日本にとっての日系人・日系社会の意義と日本政府の政策
  -山田 彰(外務省参与、ラテンアメリカ協会 常務理事)
 日系人・日系社会に関するJICA の取り組み-日系社会と国際協力:
 移住者支援から共創型の連携パートナーへ
  -小原 学(JICA 国際協力専門員)
 日本財団と日系社会の50 年 ―今、関係を深める理由
  -吉田 もも(日本財団 特定事業部)

駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <パラグアイ共和国>
 マリオ・マサユキ・トヨトシ駐日パラグアイ大使
 「現場第一」で新たな扉を開きたい ―2026 年は日本人パラグアイ
 移住90 周年
  -佐藤 悟(ラテンアメリカ協会副会長)

ラテンアメリカ時事解説
 アフリカ開発会議(TICAD)とラテンアメリカ諸国
  -上野 修平(JICA アフリカ部 次長)、萩原 華蓮(同中南米部
    専門嘱託)
 障害者の自立生活運動とフェミニストたちの変革
  -井上 武史(RELAVIN ラテンアメリカ自立生活ネットワーク 代表)
 ウルグアイにおける労働者の権利保護と経済競争力維持
  -山本 美香(JICA ウルグアイ支所 前支所長)
 ニカラグア・オルテガ政権の行方
  -浜端 喬(アジア経済研究所 研究マネジメント職)

ラテンアメリカ・ビジネストレンド
 メキシコからの期待 -より戦略的なパートナーシップへ
  -中野 有貴(JBIC メキシコシティー駐在員事務所 首席駐在員)

ラテンアメリカ進出企業の最前線から
 横河電機のラテンアメリカでの事業 -測る力とつなぐ力で、地球の
 未来に責任を果たす
  -マルコ・アウレリオ・ゴンサルヴェス・フィゲイラ(Yokogawa
   Am?rica do Sul Ltda. President/MD/Chairman)

開発協力の現場から
 未来を変える女性たち -中南米における女性マイクロファイナンス支援
  -小暮 倫子(JICA 民間連携事業部 主任調査役)

SDGs とラテンアメリカ
 コスタリカの自然環境保全
  -大澤 正喜(JICA コスタリカ支所 企画調査員)

ラテンアメリカ随想
 ノーベル賞作家マリオ・バルガス=リョサ氏と日本
  -藤原 善晴(ジャーナリスト)

ラテンアメリカ協会提言フォローアップ
 日本ラテンアメリカ学会定期大会における協会提言をテーマとした
 シンポジウム
  -田中 秀治(ラテンアメリカ協会理事、前中曽根康弘世界平和研究所
   主任研究員)

ラテンアメリカ・カリブ研究所通信
  -浜口 伸明(ラテンアメリカ協会ラテンアメリカ・カリブ研究所長)

ラテンアメリカ参考図書案内  桜井 敏浩
 ・さあ行こう! 一家をあげて南米へ ―日本人移民の物語 
  -佐藤 葉(梨の木舎)
 ・南米力と沖縄愛 ―日系16 人のライフヒストリー 
  -漢那 朝子(ボーダーリンク)
 ・ドミニカ共和国を知るための60章【第2版】 
  -国本 伊代・白神 博昭編(明石書店)
 ・ムーア人による報告 
  -レイラ・ララミ(白水社)
 ・質の高い成長概論 -第一分冊【理論編】、第二分冊【事例分析編】
  -広田 幸紀編著(JICA 緒方貞子平和開発研究所)
 ・1964 年ブラジル・クーデタと民主主義体制の崩壊 ―冷戦期ラテン
  アメリカにおける軍政の誕生 
  -橘 生子(花伝社・共栄書房)
 ・脱植民地的開発 ―植民地権力とマヤ -ジョエル・ウェインライト
  (インスクリプト)
 ・食の国ペルーでの最高に贅沢な日々 -宮崎 泰(彩流社)
 ・コーヒー2050 年問題 
  -武田 淳(東京書籍)
 ・尼僧少尉カタリーナ・デ・エラウソ ―時空を超える冒険者
  -坂田 幸子編訳(図書出版みぎわ)

次号2025/26年冬秋号(2026年1 月25 日発行予定)の特集は、
「トランプ政権とラテンアメリカ -米国第一主義による変動と
 対応」です。米国の気候変動パリ合意・WHO等離脱、相互関税、
移民送還、USAID解体などの強引な政策のラテンアメリカ諸国に
与える影響とそれへの対応を様々な角度から分析します。

ラテンアメリカ時報』のこれら内容は、掲載誌発行と同時にWeb
サイトの会員ページでご覧頂けます(特集論考の冒頭部分は公開さ
れ、全掲載論考の本文は1年後に公開されます)。
これまでのバックナンバーも以下でご覧下さい。
 https://www.latin-america.jp/archives/category/quarterly
 https://www.latin-america.jp/latin_data/download-category/jihou/?orderby=date
「ラテンアメリカ参考図書案内」(公開)のバックナンバーは、
 https://www.latin-america.jp/archives/category/books

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ご希望であれば協会事務局にお申し込み下さい。2,500円+送料。
 申し込み:ラテンアメリカ協会事務局 info@latin-america.jp

これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容ととも
にわが国随一と自負する有用なデータベースが、会員専用ページに
収録されています。

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(5,000円)、学生会員 1,000円)制度もあります(いずれもクレ
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