研究会~メキシコ先住民言語研究の最前線~のご案内(Nadiezdha Torres Sánchez氏(UNAM)、Alonso Guerrero Galván氏(INAH)、6月17日(水)15~17時、ハイブリッド方式)

AJEL会員の皆さま、

来週水曜日6月17日15~17時に、ハイブッリドで開催される研究会のご案内です。
メキシコから二人の研究者をお招きし、先住民言語研究の現在についてお話しいただきます。

受田宏之

【研究会~メキシコ先住民言語研究の最前線~のご案内】

  • 講演者
    Nadiezdha Torres Sánchez(UNAM(メキシコ国立自治大学)教授)
    Alonso Guerrero Galván(INAH(メキシコ国立人類学歴史研究所)教授)
  • タイトル
    “Lenguas indígenas y español de contacto en México: desplazamiento lingüístico, tipología e intensidad del contacto,”
  • 日時:2026年6月17日(水)15:00~17:00
  • 場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム2
  • 使用言語:スペイン語
  • 方式:ハイブリット
  • ZOOM参加者のURL
    https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/83930535130? pwd=aaz97FzglSKTfy2T3sSHvMEcrdw8Hc.1
    ミーティング ID: 839 3053 5130
    パスコード: 145923

本研究会では、メキシコから言語学者と歴史人類学者をお招きして、様々な言語接触の場面におけるスペイン語との関係から先住民言語の状況を分析してもらいます。まず、単一言語による学校教育、移住、都市化、構造的差別、国家の言語政策といった要因に着目しながら、現在の国内の社会言語学的状況を形づくってきた主要な言語交替(移行)の過程を検討します。
その上で、複数の地域の事例をもとに、先住民言語とスペイン語との接触が一様な結果をもたらすのではなく、接触の強度や期間、さらには関与する言語の類型的特徴によって異なる言語的様相を生み出していることを示します。具体的には、スペイン語の音韻的・形態統語的・談話的特徴が、それぞれの先住民言語の構造的特性や話者共同体の歴史的軌跡に応じてどのように変化しうるのかを考察します。
最後に、メキシコにおける言語接触を、先住民言語やスペイン語の理想化された規範からの逸脱としてではなく、この国の言語的・歴史的多様性を構成する要素として捉える必要性を提起します。そして、それが不平等、文化的適応、社会変容といった諸過程と密接に結びついていることを論じます。
言語学、人類学、歴史学、社会学など多分野にまたがるテーマであり、質疑応答と懇親会の時間も設けますので、積極的なご参加をお待ちしています。

連絡先:受田宏之(東京大学大学院総合文化研究科)
hukeda0103@gmail.com
080-6532-0103