山本純一『フェアトレード原論—ラテンアメリカから問い直す』
日本ラテンアメリカ学会会員のみなさま
新刊のご案内
山本純一『フェアトレード原論—ラテンアメリカから問い直す』
(明石書店、2025年、定価3600円+税、358頁)
https://www.akashi.co.jp/book/b672362.html
シニア会員の山本純一です。このたび、20数年にわたる研究と実践の成果を世に問いました。序文を寄せていただいた獨協大学教授・北野収先生からは次のような身に余る高評をいただきました。
「本書は、長きにわたり、メキシコの連帯経済やサパティスタ運動の研究、コーヒーのフェアトレードに関する研究と実践活動に取り組んでこられた慶應義塾大学環境情報学部名誉教授・山本純一先生のライフワークをまとめた渾身の一冊である。この本が、山本先生のもうひとつのライフワークでもある「大地の大学日本校」の出版事業の一環として刊行されることは、志を共有する者として嬉しい限りである。
(中略)
これまで、フェアトレードに関する日本語書籍は数多く出版されてきたが、多くは、消費者の側に焦点を当てたもの、あるいは、アジア・アフリカの生産者に焦点を当てたものであった。フェアトレード、とりわけコーヒーのそれを考えてみると、世界初のコーヒーのフェアトレードを実現したラテンアメリカの生産現場について知ることの重要性は強調してもしすぎることはないだろう。加えて、フェアトレードにおける「フェア」概念の検討など、これまでの類書において、ともすれば概論にとどまっていた感があったフェアトレードの哲学論(そもそも論)の追求など、理論と現場での実践活動を融合した新しい貢献がなされている。フェアトレード、コーヒー、連帯経済、ラテンアメリカをはじめとするグローバルサウスに関心をもつ多くの人々が本書を手に取ってくださることを願ってやまない」(同書3-4頁)。
最後に、すでに全国の主な大学図書館・研究機関には献本させていただきました。日本におけるフェアトレード研究・実践の発展を祈念しつつ、関心のある方々にご紹介・拡散していただければ幸いです。

