シンポジウムのお知らせ

「在日南米人幼児の就学に向けた支援を考える―就学前に何を習得すべきか―」

浜松市を含む外国人集住地域では保育の国際化が進み、保育現場で外国人の子どもを見かけることも稀ではなくなりました。日本語を母語とせず、日本文化にも馴染みの薄い家庭に育つ外国人幼児が近い将来、公立小学校に入学し、問題なく学習活動に入っていくために、幼児期の支援はどうあるべきなのでしょうか。本シンポジウムでは、浜松市に多く居住する在日南米人幼児に焦点を当て、幼児期における就学支援の必要性やその内容・方法について考えます。

【内容】
第Ⅰ部 研究報告
「在日南米人幼児の保育と就学レディネス―浜松市での複数の調査から―」 三輪千明 浜松学院大学教授
「ノルウェーの移民政策と教育・保育」 中田麗子 ベネッセ教育研究開発センター研究員
コメント: 二井紀美子 愛知教育大学准教授

第Ⅱ部 パネルディスカッション
「在日南米人幼児が備えるべき就学レディネスの内容と支援のあり方」
<パネリスト>
・岡田安代 愛知教育大学外国人児童生徒支援リソースルームアドバイザー
「愛知県プレスクール事業の概要と実践」
・佐藤公一郎 シンエイランド園長
「在日南米人幼児の多い保育所での実践」
・内山夕輝 浜松国際交流協会 コーディネーター
「就学前外国籍児童学校体験教室ぴよぴよクラスの概要と実践」
・中田麗子
・二井紀美子
三輪千明(司会)

■同時開催: 「ラテンアメリカを知るための絵本と児童書」の展示
・日本語図書108点の展示、絵本の読み聞かせ(随時)