フォーラム・講演会のご案内

会員各位

関雄二会員より、フォーラム・講演会のご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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日本ラテンアメリカ学会員各位
国立民族学博物館と山形大学は、ナスカの地上絵の研究と保護に関する企画を2会場で実施いたします。ご関心のある方はどうぞご参加ください。

●大阪会場
公開フォーラム
世界文化遺産「ナスカの地上絵」の研究と保護をめぐる国際協力

日時:2015年3月19日(木)14:00~16:30
会場:国立民族学博物館 第4セミナー室
使用言語:日本語・スペイン語(逐語通訳あり)
定員80名(先着順)、申込み不要、参加無料

開催趣旨:南米アンデス地帯の海岸部に成立したナスカ社会、そこではアンデスの古代文化でも珍しい宗教的活動が見られた。乾燥した台地に無数の直線や幾何学図形、そして動植物の図像を描いたのである。これまでその意味は謎に包まれ、数多くの研究者の心を虜にしてきたが、近年、日本の山形大学のチームが現地の大学と共同で、これまでにないスケールで研究に取り組んでいる。しかし研究が進展する一方で、地上絵が日に日に破壊されていることを知る者は少ない。いったい破壊はどのように、またどうして起こるのであろうか。今回のフォーラムでは、地上絵に関する学術研究の成果を紹介するだけでなく、地上絵をとりまく深刻な状況、さらには研究者が文化遺産の保護にどのようにかかわることができるのかを提示してみたい。

プログラム
14:00~14:05 あいさつ  関 雄二(国立民族学博物館)
14:05~15:05 「世界遺産ナスカの地上絵に関する学術研究と保護活動」坂井正人(山形大学)
15:05~16:05 「ナスカの学術調査と文化遺産保護」ミゲル・パソス(ペルー国立ビジャレアル大学)
16:05~16:30 質疑応答

主催:国立民族学博物館・科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」(代表:関雄二)
共催:山形大学人文学部・新学術領域研究「古代アメリカの比較文明論」計画研究A03「アンデス比較文明論」(研究代表者:坂井正人)
協力:古代アメリカ学会 文化遺産国際協力コンソーシアム
助成:国際交流基金
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/20150319

●山形会場
公開講演会
地上絵とミイラ:ナスカにおける学術調査と遺跡保護

日時:2015年 3月22日(日) 13:00~16:30
会場:山形大学基盤教育2号館 
使用言語:日本語・スペイン語(逐語通訳あり)
定員200名(先着順)、申込み不要、参加無料

開催趣旨:南米アンデス地帯海岸部に位置するナスカの地上絵は、長きにわたって人々の注目を集めている。近年、日本の山形大学のチームが現地と共同で取り組んでいる調査によって、地上絵は従来考えられていたよりもはるかに長く2000年以上の間作り続けられたことが明らかとなった。このような成果は地上絵をより広い時空間に位置づけ、当時の社会の実態を解明することを可能とした。特に近年成果を上げているのが、同位体分析をはじめとする理化学的分析の手法であり、地上絵研究の成果と組み合わせることで新たな視点が生まれつつある。このような学術的進展の一方で、地上絵の破壊は日々進んでおり、もはや研究者もこの現実から目を背けることはできない。いったい破壊はどのように、またどうして起こったのか。地上絵の保護に関してこれまで何が行われたのか、今後どのような取り組みが必要なのか。今回の公開講演会では、地上絵をめぐる研究の最前線とともに、保存をめぐる深刻な状況を紹介し、それによって今後のどのような研究・保護活動が必要なのかを検討したい。

プログラム
13:00~13:10 あいさつ 北川忠明(山形大学)
13:10~13:20 あいさつ 関雄二(国立民族学博物館)
13:20~14:05 「世界遺産ナスカの地上絵に関する学術研究と保護活動」坂井正人(山形大学)
14:05~14:15  休憩
14:15~15:35 「ナスカの学術調査と文化遺産保護」ミゲル・パソス(ペルー国立ビジャレアル大学)
15:35~15:45  休憩
15:45~16:30 「ミイラから見る先史アンデス文明の食性」瀧上 舞(山形大学/日本学術振興会特別研究員)

主催:山形大学人文学部・新学術領域研究「古代アメリカの比較文明論」計画研究A03「アンデス比較文明論」(研究代表者:坂井正人)
共催:国立民族学博物館・科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」(代表:関雄二)
協力:古代アメリカ学会 文化遺産国際協力コンソーシアム
助成:国際交流基金