季刊誌のご案内

会員各位

桜井敏浩会員より、季刊誌のご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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 10月25日発行のラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』2015年秋号は、今大きく変わってきているラテンアメリカを取り巻く国際環境を、内外の専門家・実務家が解説しています。
米国の利下げ、経済減速などによる中国のラテンアメリカにおけるプレゼンスの変化、資源価格下落のラテンアメリカ経済への影響、キューバの対米復交などの影響による変貌のほか、国際規模で見る必要があるところから欧州・米国から見たラテンアメリカ、韓国とラテンアメリカとの経済関係の変化に至るまでを総合的に考察しています。

 「駐日大使インタビュー」は日本に留学経験もお持ちのエルサルバドル女性大使、「時事解説」はメキシコのペニャニエト政権が進める教育改革と、エクアドルの エコノミストでもあるコレア大統領の目指す市民革命を、「33カ国リレー通信」は知られざるガイアナから国連開発計画の専門家による報告です。
「ラテンアメリカ随想」では駐ペルー大使が両国関係について日頃考えていることの一端を披瀝しています。

 連載「歴史の中の女たち」は、南太平洋の女性提督の物語り、「ラテンアメリカ図書案内」も様々なジャンルの興味深い新近刊書11点を紹介しています。

  『ラテンアメリカ時報』2015年秋号 10月25日発行

特集:変貌するラテンアメリカの国際環境
国際金融界の中でのラテンアメリカ -米国利上げの影響
-桑山幹夫(法政大学兼任講師、ラテンアメリカ協会常務理事)
ラテンアメリカにおける中国
-ホワイト和子(Assistant General Manager,
Mitsubishi Corp. Americas)
資源価格下落とラテンアメリカ経済
-西川珠子(みずほ総合研究所調査本部欧米調査部
上席主任エコノミスト)
米国・キューバ国交回復の今後
-FIAL(イベリア&ラテンアメリカフォーラム
内多允編、坂本興文・松井清治・桑原小百合共同執筆)
欧州・米国からみたラテンアメリカ
-片岡万枝(PwCディールアドバイザリー部門シニアマネージャー)
韓国とラテンアメリカ経済関係の現状
-尹 敏鎬(IDBアジア事務所対外総括官)

駐日大使インタビュー 第17回
マルタ・リディア・セラヤンディア・シスネロス駐日エルサルバ
ドル共和国大使
エルサルバドルは決して遠い国ではない -再び日本からの投資を
-インタビュアー伊藤昌輝(協会副会長)

ラテンアメリカ時事解説
メキシコ ペニャニエト政権が進める教育改革の動向と今後の展望
-吉田和隆(在メキシコ大使館専門調査員)
エクアドル エコノミスト コレア大統領の「市民革命」
-板垣克巳(在エクアドル大使館参事官)

33カ国リレー通信 連載第32回
ガイアナ共和国 南米最後の秘境? ガイアナ
-大橋知加(UNDPガイアナ事務所プログラム・アナリスト)
ブラジル連邦共和国 ラテンアメリカ諸国日系人外務省研修50周年
について
-外務省研修生ブラジルOB会

ラテンアメリカ随想
日本人にとって、ペルーはどのような国なのか
-株丹達也(在ペルー大使)

歴史の中の女たち 連載第38回   -伊藤滋子
イサベル・バレト(1567~1612年)-南太平洋の女性提督

ラテンアメリカ参考図書案内    -桜井敏浩
『賢者ガルシア・ロブレス伝』木下郁夫 社会評論社
『ブラジル万華鏡』 日下野良武 熊本日日新聞社
『古代文明アンデスと西アジア 神殿と権力の生成』関雄二 朝日新聞出版
『新大陸が生んだ食物』高野 潤 中公新書
『チェ・ゲバラ』伊高浩昭 中公新書
『アンデスの聖人信仰』八木百合子 臨川書店
『生きるためのサッカー』ネルソン松原 サウダージ・ブックス
『メキシコ料理大全』森山光司 誠文堂新光社
『ブラジル知的財産法概説』ヒサオ・アリタ、二宮正人 信山社
『アフロ・ブラジル文化 カポエイラの世界』細谷洋子 昭和出版
『第三の魔弾』レオ・ペルッツ 白水社

『ラテンアメリカ時報』 次号2015・16年冬号(2016年1月25日発行予定)は、「特集:ラテンアメリカのフリーゾーンと日本企業」です。

『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly

ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい。
1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp

これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容とともに多くの有用なデータベースが、会員専用ページに収録されています。

会員になれば、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースである会員専用ページ閲覧も出来ます。

年会費(4~3月)は、個人-国内 8,000円、法人-同50,000円以上、賛助会員(駐日公館等 10,000円。学生会員 5,000円)や Webサイト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。
http://latin-america.jp/join
いまご入会になれば、2016年 3月末までの初年度年会費は半額になり ます。