レクチャー・コンサートのご案内(成蹊大学)


細谷会員より下記のレクチャー・コンサートに関する情報が寄せられましたのでご紹介いたします。

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成蹊大学文学部レクチャー・コンサート
「アンデス音楽の伝統と前衛」
日時:2018年7月21日(土)15:00-17:00(14:30開場)
場所:成蹊学園本館大講堂(成蹊大学 最寄り駅、吉祥寺)

アンデス音楽というと、「コンドルは飛んでいく」に代表されるフォークローレのイメージがあるかもしれません。インカ帝国が栄えたアンデス地域では、山岳部、海岸部、アマゾンの先住民文化、スペインをはじめとするヨーロッパ文化、アフリカ文化などが混淆し、豊かな音楽空間が生み出されてきました。高橋悠治や松任谷由美等ともコラボレーションし、伝統音楽を発掘しつつその可能性を広げてきているお二人を迎え、アンデス音楽の豊穣な世界を楽しんでいただきます。

笹久保伸(ギター)
現代音楽、アンデス音楽のギタリスト。イタリア、キューバ、アルゼンチン等でソロ公演。J.Sバッハ国際ギターコンクール(ドイツ)4位等。ペルー・アンデスでフィールドワークと演奏活動を行い、近作『Guitarra』(ギター)(BEANS RECORDS)をはじめ27枚のCDを発表。アート運動「秩父前衛派」を組織。写真、映像、ドローイング、瀬戸内国際芸術祭への参加などのアート活動でも注目を集めている。

Irma Osno(イルマ・オスノ)(歌)
音楽の宝庫として知られるペルーアヤクチョ県出身。12歳までインカ帝国の公用語だったケチュア語の村で育ち、生活の中で自然に音楽や踊りを覚えた。1980年代にアヤクチョ県でテロが激しくなったため、首都リマへ移住。『アヤクチョ民俗舞踊団』のメンバーとして活躍。現在は秩父に住みCD『TAKI – Ayacucho』(TDA)等をリリース。

細谷広美(成蹊大学教授)(レクチャー)
専門:文化人類学、ラテンアメリカ地域研究
ハーバード大学法科大学院客員研究員、放送大学大学院「人類文化の現在」講師等を歴任。『アンデスの宗教的世界』(明石書店)『ペルーを知るための66章』(明石書店)『他者の帝国』(世界思想社)『ラテンアメリカ音の地図』(音楽之友社)Universo de memoria(IEP)等、アンデスの先住民文化、人権のグローバル化、現代美術に関する著書多数。

入場無料(申込制・特設サイトhttps://www.seikei.ac.jp/university/bungaku/lectures/から
先着順300名まで、7月18日までにお申し込み下さい)
問い合わせ:文学部共同研究室0422-37-3640